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(四) 刀匠 「加藤綱英」



 千代鶴是秀の大伯父加藤綱英は、加藤国秀の長男で出羽米沢に生まれ、本名を加藤助太郎といいました。はじめは大阪に行き、北窓治国六代目の鈴木治国の門下で大阪新刀を学び、初銘を国綱と称しました。

千代鶴是秀 作 小鉋「嵯暉鳴(さきお)」1

 その後江戸に出て、旧来の鍛刀法を一変する復古鍛錬法を提唱した水心子正秀の門下になり、江戸で作刀しました。綱英が得意とした波紋は、濤瀾刃です。「匂い深く子沸が刃縁から刃にむかって微塵にこぼれるように付いて、なんとも華麗な波紋」と称され、本国出羽米沢藩の刀工として使えました。

千代鶴是秀 作 小鉋「嵯暉鳴(さきお)」 刻印1

 綱英の門下には固山宗次がいて、新々刀の歴史に深く名を刻む名工と高く評価されています。



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