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むすびに



 現在、千代鶴運壽銘の鉋で多く流通しているのは、山口由太郎作と尾島功大作と田中昭吾作のものですが、鍛った鉋鍛冶の判定に混乱が生じているようですので、今回はこれらの作者の判定方法とインターネット上で紹介されているその他の運壽鉋の作者について述べてみました。

 また、運壽鉋の刃を納めた桐箱の上蓋に書かれた文字がよくわからないとも言いますので、わたしの所蔵する運壽鉋の刃を入れた桐箱の上蓋に書かれた文字を解読し、他の運壽鉋の箱書きを理解するのに、参考になるようにしてみました。

千代鶴運壽鉋は、2代目千代鶴太郎をはじめとして、今まで多くの鉋鍛冶の人たちによって鍛たれて来ましたが、誰の作とはっきりわかるものは、上記に紹介して来た鉋鍛冶たちに限られ、その他の鉋鍛冶については、ほとんどわからないのが現状です。関係者にお聞きしても、すでに代が変わってわかりません。


 本稿を発表することによって、まだ知り得ていないその他の千代鶴運壽鉋を鍛っていた作者とその作品の発見、そしてその作者たちが鍛っていた期間という全容の解明が進むことを期待する次第です。




平成26年12月吉日
   有限会社 スズキ金物店
     代表取締役 鈴木 俊昭



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