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むすびに



 今回は、図らずも下町風俗資料館で両刃鋸が描かれた「鋸の目立」図を発見し、この絵の由来の出所を詳しく調べ、「新発見/両刃鋸の出現時期について」と題して発表することができました。

 私は、「東京鋸鍛冶の資料/東京名工鑑」で両刃鋸の出現時期を木造建築が隆盛した明治初頭期の東京であると記述しましたが、今回の資料によってそれが裏付けられたように思っています。

 以前にも書きましたように、大工道具に関する今までの通説については、まだまだ昔の伝聞に基づいている場合が多く、それが確実なものであるならば問題がないのですが、しっかりとした資料で述べて行かなければなりません。

 読者に本稿がそれに値すると認めて戴けたなら、また本稿を基礎にこの問題についてさらに論述展開を深めて戴けたら本望で、深甚の喜びとするところです。この原稿を当店の「道具の歴史」欄に掲載し、大工道具関係の基礎資料として後世に残して生きたいと思います。



   平成22年8月吉日
   有限会社 スズキ金物店
     代表取締役 鈴木 俊昭




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