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当店は、二代目「重延」と思われる寸八鉋を所蔵しています。いまから数十年前に、「重延」と取引があった新潟の問屋の社長に、会津の「重延」の鉋が欲しいと頼んで手に入れたものです。手に入れたその一ヶ月後に、「重延さんが亡くなってしまったので、もう重延さんの鉋は手に入らない。いい時に手に入れました。」と、当店に注文を取りに来たその問屋の社長に言われた「重延」鉋です。 |
今回は、会津刃物道具鍛冶の歴史と会津の名工と評された「重延」について調べて、詳しく知り得ましたので、当店所蔵の「重延」鉋を写真紹介すると共に、その歴史を語る中で「重延」という刃物道具鍛冶について述べてみましょう。ただし、会津鋸鍛冶については、後日、別の機会に詳しく述べてみたいと思い、ここではほとんど語ることはありません。 |
尚、この原稿は、「木彫工房 アトリエ久保田」のホームページに記載された「道具の部屋」や土田一郎著「日本の伝統工具」(1989年)などを参考にさせて戴きました。 |

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