
        
むすびに
この「東京鑿鍛冶の系譜」をもって、明治・大正・昭和・平成にかけて活躍した東京大工道具職人、とくに墨壷彫り師、鉋鍛冶師、鑿鍛冶師の記述は終了します。 |

ご本人や関係者の皆さんが大変ご高齢になってしまったこの時期に、昔の貴重なお話をいろいろとお聞きすることができ、たいへん幸運でした。これに基づき、時代の流れとともに忘れ去られつつある東京の墨壷彫り、鉋鍛冶、鑿鍛冶の人達を記述することができ、大工道具に関心のある多くの人達にその名を広く知ってもらうと共に、後世に記録として残すことができました。 |
 
大工道具全盛期の終盤に少なからず関わった者として、その責務を果たすことができたことに、いま安堵しています。 |
これらの原稿を書くのに際して、こころよく取材にご協力して戴いた皆様に御礼申し上げますと共に、参考にさせて戴いた文献の著者の皆さんにも敬意と感謝を表したいと思います。 |
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平成20年10月吉日 |
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有限会社 スズキ金物店 |
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代表取締役 鈴木 俊昭 |
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