
        
むすびに
明治から現代までの大工道具鍛冶の双璧と言えば、石堂と千代鶴(加藤)です。前回は名門刀匠石堂家を遠い昔まで遡って、石堂家はどのようなルーツがあるのだろうかと書き上げました。 |
今度は、千代鶴是秀の生家である刀匠加藤家について、いったいどのようなルーツがそこに発見できるだろうかとインターネットで調べて、「越後信国」の山村安信や越後の豪族安村家、そして京鍛冶の名門「信国派」まで辿り着き、書き上げることができました。 |
それによって、刀匠加藤家も石堂家に劣らない古い歴史を持つ名門刀匠の家系であったと知ることができました。現在、加藤(千代鶴)家と石堂家は、米沢藩上杉家の江戸菩提寺である南麻布の大雄山興禅寺に並んでお墓があり、加藤家は加藤綱俊から石堂家は7代石堂是一から葬られています。 |
いままで、千代鶴是秀の生家である刀匠加藤家のルーツについては、全くと言ってよいほど大工道具業界に知られていませんでしたので、書き上げた「千代鶴是秀/刀匠
加藤家の系譜」は大工道具鍛冶の歴史にとっても、大変に価値のある基礎資料になることでしょう。当店のホームページの「道具の歴史」欄に記載して後世に残したいと思います。 |
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平成21年11月吉日 |
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有限会社 スズキ金物店 |
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代表取締役 鈴木 俊昭 |
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