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(一) 東京都鉋製造協同組合の結成について



 明治維新とともに、東京では洋風建築が入ってきて建築は隆盛になり、大工職の人達はより良い鉋・鑿・ノコギリを求め、道具鍛冶の人達はそれに応えるために技術の研鑽に力を注ぎました。そして、大正・昭和の時代に大工道具は全盛期を迎えました。

 しかし、昭和30年頃からマキタや日立工機が電動カンナ、電動丸ノコ、電動角ノミなどの電動工具の国産化を開始し、電動工具が市場に出回ると、従来の手作りの大工道具は次第に使われなくなってきました。

三代目千代鶴延国作 「無我」1 そんな昭和30年代のはじめ頃に、三代目千代鶴延国の落合宇一氏が中心となって東京の鉋鍛冶のところを奔走し、鍛冶職は自分の腕に絶対の自信を持った誇り高い人達ですので一つに纏めることは大変に難儀なことなのですが、三代目千代鶴の落合氏の熱意と努力によって東京の鉋製造業界の向上・発展と親睦のために東京都鉋製造協同組合が結成されました。

 組合長には三代目千代鶴の落合氏が就任しました。
三代目千代鶴延国作 「無我」2
三代目 千代鶴延国 作 「無我」

三代目千代鶴延国 「鉋使用説明書」
三代目 千代鶴延国 鉋使用説明書



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