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むすびに



 今回は、鑿や鉋の「裏スキ」が、いつ頃に、どこの国で考案されたかについて語ってみました。それを調査・研究して行く過程で、古代中国の製鉄技術史・古代日本の鍛造史・発掘調査書・大工道具関連の論文や研究書などを読み漁りました。また、調査のため平成24年11月に竹中大工道具館を訪れた際に、同館に展示されている古代から現代までの鑿や鉋やヤリカンナについて、ご厚意により詳しく調べることができ、本稿を書き上げることが出来ました。

その結論として、「裏スキ」は弥生時代に作られた槍の穂先のような刃の長さ3pという刃物が「裏スキ」の源で、それを鑿や鉋に取り入れた日本独特のものであると、確認できました。この「裏スキ」は、鑿や鉋のほかに、日本の片刃包丁・日本剃刀・日本の鋏である握り鋏など古来からある日本の鍛造刃物にはすべて付けられています。




   平成25年1月吉日
   有限会社 スズキ金物店
     代表取締役 鈴木 俊昭




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