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(三) 明治時代初期の東京の釿・玄能・鑢鍛冶職



樋口善太郎(下谷金杉下町)
 釿・鋏鍛冶で、釿は和鋼を使い、鋏は生鉄を使い、水焼入れで製作
生鉄とは、銑(ずく)ともいい、一種の鋳鉄とも思えると前掲の星野・平澤論文では説明
東京には、「釿は三ノ輪」と名の知れた釿鍛冶がいたが、彼の名は不明


杉本吉十郎(本材木町三丁目)
 玄能・金槌鍛冶で、軟鉄の両端に和鋼を鍛接し、水焼入れ法で製作

市原鉄五郎(深川西大工町)
 釘抜き・金槌鍛冶で、玄能は軟鉄の両端に和鋼を鍛接し、釘抜も釘を引っ掛けて抜く部分を和鋼鍛接し、水焼入れ法で製作

牧野政之助(内藤新宿)
 鑢鍛冶で、鳥取県日南町で産出した伯州鋼、または印可鋼や伯耆鋼とよばれる和鋼を使って、水焼入れ法で製作

佐藤藤七(麻布六本木町)
 鑢鍛冶で、和鋼を使って水焼入れ法で製作
『東京名工鑑』によると、浅草田島町の塚田亀次郎の下に弟子入りして修業






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